今日は
これからの仕事の仕方
について書きたいと思います。
この話は、
数年前、
ある方の講演を聞いて、
園芸業界の違和感が
一気に理解でき、
これから自分がやっていくことが
明確になったという話です。
その方はまず、
この日本の人口推移グラフを紹介して、
説明されました。
それが私にとって、
とても、
腑に落ちたのです。
日本の人口というのは
明治維新以降
急激に上がり始め、
2004年のピークを迎えるまで、
ずっと右肩上がりで来ていました。
それが、
2004年を境に下がり始め、
それから一度も上がることはなく、
右肩下がりの状況が続き、
これからの予測では、
もう、
上がることはありません。
この2004年を境に
我々の住む世界は
全く別の世界になったという事です。
つまり、
どういう事かというと、
自分たちの親の世代、
また、
自分が子供の時は、
人口がどんどん増え続けていたので、
物の需要は上がり続けていました。
物は作れば、
売れる時代、
物が沢山必要なので、
働けば働くだけ、
お金になっていた時代です。
だから、
今もうちの両親は、
休みなく働いています。
もう癖になっているのでしょう。
この状況に
違和感を感じていた私は、
その理由が説明出来なかったのですが、
この人口推移グラフの見せられた時、
その理由が明確になったのです。
単純です。
人口が増えていたから、
物作れば売れていたんだ。
年配の人が
良く言われます。
「昔は、作れば売れてたもんなー。
あの頃は良かったなー。」
自分は何となく、
この園芸界にも、
ガーデニングブームのような、
もう一回そんな時代が来るのかなー
と思っていました。
でも、
このグラフを見て、
分かったんです。
もう、
そんな時代は来ないという事が。。
そして、
今の時代がどういう時代かというと、
ものは売れない時代なんです。
人口が少なくなって
需要も同時に少なくなっているわけですから、
ものはなかなか売れないんです。
そんなこと言うと、
いや、
売れてるやつもあるやん
という方もいるかもしれませんが、
それは、
別の努力をしている
付加価値がある商品
という事だと思います。
ただ、
何でも、
ものを作れば売れるという時代
ではないという事です。
なので、
この人口推移グラフの見て思った事は、
2004年以前のやり方では
まずいという事です。
私でいうと、
2004年以前に、
バリバリに儲かっていた、
親父の作った農場を継いだわけですが、
親父がやっていたように、
人を雇って、
数を作って、
休みなく働くという経営形態では、
ダメだというのが、
再確認出来ました。
同時に、
今の時代、
この人口右肩下がりの時代というのは、
まだ、
誰も経験していない時代なので、
自分で考えてやるしかないという事も
改めて気づかされました。
私の同世代でも年下でも、
親父の今までやって来た経営を
継続するために、
親父の言う通りやって、
一緒に仕事している人は
沢山いますが、
それは、時代に合っていないという事を
早く気付くべきだと思います。
その理由は、
この人口推移グラフが説明してくれます。
では、
最後に今、
私が何をしないといけないと
思っているかというと、
減っている需要の中で、
選んでもらえる、
買ってもらえる、
ファンになってもらえる、
付加価値を
商品、または、
自分につけるという事
だと思っています。
当たり前の話ですが、
これからの未来は
誰も経験したことのない時代になるのは
明確です。
なので、
色んなことを試して、
実験して、
失敗して、
成長していかないと、
時代についていけないと思います。
これからの私の挑戦を
楽しみにしておいてください。
もちろん、
このブログも
挑戦の一つです(笑)
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