日本人とアメリカ人の違い(後編)

神龍 おすすめ本
Pocket

今日は昨日ブログの続き
(後編)を書きたいと思います。
昨日のブログを読んでいない方は、
先にそちらを
読んでいただければと思います。

昨日のブログは、
アメリカの国のシステムについて
書いたところで終わりましたので、
今日は、その続きから、
以下本から抜粋。

一方、この国は日本。
極東にあり、
朝日の昇るところにあるという、
地理が国名の由来です。
国を挙げて、
日が昇れば夢から覚めて、
働きださなければならぬ
農業国家がその本性です。
ドラゴンを敵にしません。
この国では、
ドラゴンは水神様です。
祟り神です。

ドラゴンは
村や池や川に棲んでいます。
退治など仕かけると
祟りますし、
水害など被害を引き起こします。
勇者など無用なのです。
時折、
爺さんがその棲み処の近くへ出向いて、
供物を捧げて、
共生を祈願します。

時折、
ドラゴンが村娘に恋をしたりしますが、
必ず、村一番の器量良しの娘が
生け贄に選ばれます。
素直なものです。
又、メスのドラゴンが
人の子を産んだりします。
その子が、
村人とドラゴンの仲介に成長し、
深い共生が成立したりします。

ジャパニーズ・ドリームは
どこまでもドラゴンとの共生です。
アメリカン・ドリームとは
逆さの主題です。
今も「ドラゴンボール」「ドラゴンクエスト」は
親に代わって、
子供のおもりをしてくれます。
「竜宮城」は桃源郷の例えですし、
「燃えよドラゴン」「坂本龍馬」など
ドラゴン達に憧れる若者もいます。
ドラゴンは今も身近な異者として、
ジャパニーズ・ドリームに
共生しています。

アメリカは「敵対」こそが勇者の夢。
日本は「共生」こそが住人の夢です。

ここまでが
「母に捧げるラストバラード」に
書いてあった文章です。

これを私は、
異国の地、
ニュージーランドで読みました。
恥ずかしながら、
それまでの人生で、
日本国について、
日本人について、
考えたことがなかった私に、
おまえ日本人だろ、、
日本人はこういう文化と
歴史とDNAのもと育ってきたんだぞ、
外国人とは違うんだ!!
誇りを持て!
と言われている気がして、
とても、力になりました。

そして、この時自分は、
いずれ日本に帰って生きていくのだから、
「共生」という
ジャバニーズ・ドリームの実現のために、
これから勉強していこうと決めました。

このたまたま成田空港で手に取った、
武田鉄矢さんの
「母に捧げるラストバラード」という本との出会いが、
私のこれから行く人生を
大きく指し示してくれました。

まさしく、本との出会いの素晴らしさ、
縁を感じた瞬間でした。
これをきっかけに
私は前よりずっと
本を読むようになりました。

もし、いつか
武田鉄矢さんお会いすることが出来たら、
この話をして、
お礼を言いたいです。
その時を夢見て頑張ります!

コメント

タイトルとURLをコピーしました