オリーブに実をつけるための品種選び

オリーブ アスコラーナ 金華園 オリーブ
アスコラーナ
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オリーブの栽培の仕方や品種の紹介をしてほしいと頼まれて、NHKの趣味の園芸に出演したのが、10年前の2010年。それから今もオリーブの栽培を続けているが、いつも聞かれるのが、オリーブに実をつけるには2品種必要なんですか?という質問。10年前に比べると、多くの人がこの事を知ってる気がするのは、インターネットで、調べればすぐわかる時代になったからだと思う。

オス、メスがあるのではない!!

しかし、その違う品種ってどんな品種が良いのかは、なかなか、探しても見つからない。

そこで、この記事では、私が出来る限りの外国のサイトを調べて、相性の良いとされているオリーブの品種の組み合わせを皆さんに共有したいと思います。ですので、この記事は新しい情報を見つけ次第、更新、追記をしていきたいと思いますので、ご了承ください。

この記事を読んだ方の1人でも多くの方が、自宅の庭でオリーブの収穫が出来るようになることを、願っております。

日本に出回っている品種の簡単な説明と相性の良い品種

アルベキナ(Arbequina)

スペイン原産 オイル用 小実 搾油率22-27% 耐寒性有

相性の良い品種:アルボサナ コロネイキ 自家受粉もする

アルボサナ(Albosana)

スペイン原産 オイル用 小実 搾油率20-28% 耐寒性有

相性の良い品種:アルベキナ コロネイキ 自家受粉もする

コロネイキ(Koroneiki)

ギリシャ原産 オイル用 小実 搾油率24-28% 耐寒性弱

相性の良い品種:Mastoidis(日本に無い品種) アルベキナ アルボサナ(私の見解)

フラントイオ(Frantoio)

イタリア原産 オイル用 中実 搾油率23-26% 耐寒性弱 

相性の良い品種:ペンドリノ レクチーノ 自家受粉もする

ペンドリノ(Pendolino)

イタリア原産 オイル用 中実 搾油率20-25% 耐寒性有

相性の良い品種:フラントイオ レクチーノ モライオロ

レクチーノ(Leccino)

イタリア原産 オイル用 中実 搾油率22-27% 耐寒性有

相性の良い品種:フラントイオ ペンドリノ モライオロ

マンザニロ(Manzanillo)

スペイン原産 ピクルス・オイル用 大実 搾油率15-26% 耐寒性中

相性の良い品種:アスコラーナ セビラノ(あまり出回っていない)

アスコラーナ(Ascolano)

イタリア原産 ピクルス用 大実 搾油率15-22% 耐寒性有

相性の良い品種:マンザニロ ミッション

ミッション(Mission)

アメリカ原産 ピクルス用 中実 搾油率15-24% 耐寒性中

相性の良い品種:アスコラーナ セビラノ(あまり出回っていない)

ピクアル(Picual)

スペイン原産 オイル用 中実 搾油率24-27% 耐寒性有

相性の良い品種:Picudo(日本にない) 自家受粉する

まとめ

外国のサイトでは、オリーブの生産圃場で実際育てられいる品種の相性を紹介しているため、その国の主要品種になり、国を超えての相性の良さは正直分からない。

日本では良く出回っているが、ここの載っていない、ルッカやネバディロブランコ、シプレッシノは、外国ではオイル生産用として栽培されていないため、なかなか海外のサイトから情報が見つけられなかった。

この実をつけるのに相性の良い品種というのは、あくまでも参考として考えて頂き、これではないと実を着けないというわけではないので、間違えないようにしてください。

参考にしたサイト

http://cesonoma.ucanr.edu/files/27184.pdf

Olive Cultivars
Olive Trees, Pollination and Yields

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