パスポートにバツがついた!笑えなかった話!(前編)

入国拒否 強制送還 イギリス
バツの付いたパスポート
Pocket

今日は
15年前

イギリス入国時に
起きた
出来事
について
書きたいと思います。

それは、
2年間の
研修のために

イギリスに
降り立ち、

まさに
ここから
新しい生活が
始まる

といった日の、

ヒースロー空港
イミグレーションで

起きました。



私の
2年間の
研修は、

学生扱い
ではなく、
給料が出る
仕事扱い
でしたので、

Work Permit
(労働許可書)

がRHSの方から
出されていました。

基本、
6ヵ月以上の
イギリス滞在は
ビザなしでは
入国できないけれど、

この
Work Permit
があるから
大丈夫だと
思っていました。

イミグレーションに
行き、
通常通り、

滞在先
滞在目的、
滞在期間
などを言えば、

スムーズに
入国できると
思っていました。

しかし、
そこで
書類が足りない
という事

言われたのです。

私は
訳が分からなくて、
聞き返すと、

エントリービザ

というのが
必要だと
いうのです。

私としては、
そんなもの
持っていないし、
必要だと
聞いていないから、
意味が
分からない

という話です。

受け入れ先が
きちんと
あるんだから、
連絡取ってくれと、
そうすれば、
入れてもらえるだろうと、
思っていました。
まだ、ここでは
安心していました。

すると、
パスポートを
没収され、

別の部屋に
案内されました。


そこは
正しいか
わかりませんが、
空港の
留置所みたいな
所でした。

まず、
荷物を
全て預けて、
身体検査
されました。

黒人の
ごっついおっちゃんに
ボディーチェック
された時は、
まじで
ビビッて
色んな覚悟を
決めました。

そして、
指紋を取られ
(記憶違いかもしれないけど)、
写真を
取られました。

あの写真です。

そう、
よく
たけしさんの世界丸見えでみた、
犯罪者の写真。
写真の背景に
メモリが付いている
あれです。

正面の写真と
横顔の写真と
2枚撮られました。


これで、
私は完全に
国際的に
手配されてしまいました。

一番
恐ろしかったのは、
待合室みたいな所です。

そこには、
何らかの理由で、
入国できなかった人が、
集まっているわけ
ですから、
会話なんて
一つもありません。

私の横にいた
アフリカ系の男性は、
もう、
顔面蒼白で
この世の終わり
みたいに
うなだれていました。

この人何で、
ここにいるんだろう
と考えると
恐ろしくなってきました。

私も、
このまま
本当に
入国できるのだろうかと
不安に
なっていました。

こんな状況
だったので、
この後の事は
思い出せないのですが、

とりあえず、
自分の番が
回ってきて、
言われたのが、
入国はしてよい。
ただ、
パスポートは預かる。
そして、
数日後に
面接をする。
通訳は
必要か?

と言われたので、
一応、
必要だと答えました。

これでやっと、
入国が出来ました。

仮入国です。

そして、
研修先の
ウィズリーガーデンに
向かいました。

そこで、
衝撃の
事実を
知らされる
のです。


私以外の
研修生で、
アメリカと
韓国から
来る予定だった
研修生
2人が

入国を
認められず、
強制送還
された
というのです。

ここで
分かった事
なんですが、

この年から
入国のルールが
変わり、
昨年まで
必要なかった
エントリービザ
というのを
事前に
取得していないと、
6ヵ月以上の
長期滞在が
出来なくなっていたのです。

そのことを
知らなかった、
RHSは
我々に
その事を
アナウンスすることはなく、
全ての
EU圏外の学生が
入国トラブルを
起こしてしまったのです。

RHS
めっちゃ適当ー!!
と思ったと
同時に、
強制送還されなくて
良かったー!

とも思いました。
そのまま、
入国できずに
帰らされるって、
想像しただけで、
恐ろしい
出来事ですよね。

なので、
入国出来ただけ、
私はラッキー
だったのです。
周りからも
ラッキーと言われました。
てかRHS
お前が言うな!!

ただ、
私より
上手だったのは、

アメリカから来た
中国系アメリカ人
の研修生で、
彼は、
一瞬で
機転を利かし、
観光と言って
入国したそうです。

どうせ、
4ヵ月後の
クリスマスには
アメリカに
一度帰国するので、
その時に
エントリービザを
取得すればいいや
と思ったから
と言っていました。
凄い
機転の持ち主だな
と思いました。

そして
数日後、
ヒースロー空港に
面接に向かいました。

長くなったので、
この後の話は
明日書きたいと思います。

お楽しみに。

破れるぐらいの強さで書かれたバツ

コメント

タイトルとURLをコピーしました