イギリス研修時代の食事情(2004年~2006年)

イギリス 料理 イギリス
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今日は
イギリスの食事情について
書きたいと思います。

これは、
私が研修でイギリスに住んでいた
2004年から2006年までの
話なので、
今は少し違っているかも
しれません。

でも、イギリスは
保守的な国なので、
そんなに変わってないかもですが、
その辺はご了承ください。

・フィッシュアンドチップス

イギリスの代表的な
料理?食事の一つです。

どこのレストランに行っても、
必ずあります。

出かけた時のランチは、
フィッシュアンドチップスの
テイクアウト(英語ではTake away)
をよく食べました。

ただ、
イギリスのフィッシュ(魚の天ぷら)は
衣にビールが入ったりしているので、
まあー重たい。


よく食べきれずに
カモメにあげていたのを
覚えています。

ただ、ポテト(ソルト&ビネガー)は
無性に食べたくなる何かがあるので、
また、買ってしまうんです。


正直言って、
イギリスのフィッシュアンドチップスよりは
ニュージーランドで食べたフィッシュアンドチップスの方が、
断然美味しかったです。

あと、
街中のフィッシュアンドチップスショップは
中国人が経営していることが良くあるのですが、
そちらを選んだ方が、
外れの可能性が下がるので、
中国人のフィッシュアンドチップスを
よく食べていました。

・パブ、レストラン


イギリス人は、
パブでよく食事をします。

レストランより、
リーズナブルで
私もよく食べに行っていました。
パブの料理は、
基本、
ビーフかチキンかフィッシュ(たまに)に
ポテトと野菜2種類ぐらいが
盛られている感じのやつです。


これが、一番驚いたのが、
イギリスのどこに行っても、
同じなんです。

北から南まで、
どこへ行ってもですよ。

私は当時、
車を持っていたので、
週末友達といろんなガーデン巡りをしたり、
日本から友達が来たら、
一緒にいろんな所に遊びに行ったりしましたが、
日本だったら、
その地域の食事とかあるじゃないですか。
それが、
イギリスには全くない(私の知る限り)。
どこのパブに行っても、
ビーフかチキンかフィッシュか
フィッシュアンドチップスか
その4択です。


これは結構衝撃でしたね。
どこかに行って、
その地域の有名な食べ物がないって、
寂しいですよね。

・イタリアン、中華料理、インド料理


おかげで、
イギリスには
イタリアンや中華料理、インド料理の
レストランが数多くあります。

味はそこそこで違うと思うのですが、
やはり、日本人としては
中華料理が一番合うかなーと思っていました。
イタリア料理も
美味しそうに聞こえるのですが、
結構味が薄いというイメージがありました。
もしかしたら、
イギリス人の舌に合わせていたのかもしれませんが、、

・ウィズリーガーデンの社員食堂


ウィズリーガーデンには、
幸運にも社員食堂がありました。

2ポンドぐらいで食べれる、
激安の食堂だったので、
最初はよく使っていました。

内容はもちろん、
ビーフかチキンかフィッシュか
パスタか
と日替わりになっていて、
それにポテトと数種類の野菜を
一つのプレートに盛るという
感じのランチでした。

初めてその食堂に行った時の事は
忘れもしません。

食べきれないぐらいの量を盛られ、
日本では残さず食べましょう
教育されていましたので、
残したら罰が当たると思い
必死で食べきったのを覚えています。

でも、このまま、
ずっと完食し続けたら、
ヤバいと思ったので、
ある時期から、
ごめんなさいと言って、
残すようにしました。
本当、神様、
あの時はすみませんでした。

そして、
問題はランチの味なんですが、、
全く味がない。。

味は塩と胡椒が置いてあるので、
自分でそれをかけるだけです。
恐らく料理人はポテトを茹でただけです。

決して、
美味しいものではなかったんですが、
この記事を書きながら、
その味を思い出し
(塩と胡椒をかけたポテトの味ね)ながら、
唾液が出てるのは、
人間の性なんですかね。

そうなんです。
この社員食堂の食事は
美味しくなかったんです。
でも、
人間なれというのは怖いもので、
それに気づいたのは、
研修から一年半経って、
正月を過ごすために日本に帰った後の話です。

なぜかというと、
日本に帰った時、
日本のご飯がめちゃくちゃ美味かったんです。

ただの、米だけでも、
旨いんです。
(空港の帰りに
浜勝行ったんですが、
めっちゃ旨かった。)
正月なので、
いろんな料理を食べますし、
私の食に関する忘れていたものが
蘇った感じでした。

そんなめっちゃうまいものを食べて、
イギリスに戻って来て、
最初に社員食堂で食べた時、
「うわーまずーい!」と思い、
気分が悪くなってしました。

それ以来、
社員食堂はやめて、
時間がかかっても、
家に帰って
昼食をとるようになりました
よく、あんな飯を
1年以上も食べていたな
と思いました。
(笑)

食堂の話で、
思い出したニュースがあります。
ある日
テレビを見ていると、
学校給食(学食?)の話をしていて、
「子供の健康を考えて、
給食に使う野菜の種類を増やし、
4種類にするようになりました。」

と流れてきました。

これ、我々からしたら、
衝撃ですよね。
たったの4種類ですよ。
それも、
増やして4種類ですよ。
小学生の頃の給食で
使われている食材の種類って、
どれくらいですか?
日本って
恵まれているなー
日本に生まれてよかった!
と改めて思いました。

最後に
イギリス人の食事事情を揶揄した
フランス人の言葉を紹介します。

「フランス人は
食べるために、
生きている。

イギリス人は、
生きるために、
食べている」

特に、イギリス人を
侮辱しているわけではありません。
現に私はフランス人より
イギリス人の方が好きですから(笑)

※てか、2年間住んでいたけど、
食事の写真がほとんどなかった。。

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