今日は
ウィズリーガーデンに
数か月間だけ現れる
Subtropical Border (亜熱帯花壇)
について書きたいと思います。
この花壇は、
春の間は
チューリップが
植わっていましたが、
5月に全て撤去され、
亜熱帯花壇に
生まれ変わります。
この亜熱帯花壇は
6月に植え付けをして、
10月までの
たった5ヵ月間だけ、
見ることが出来る
貴重な花壇でした。
(現在はないかもしれません)
この花壇の特徴はというと、
バナナなどの大きい植物
(多年草や樹木)は、
冬の間、
鉢に入れて
温室で管理されています。
それ以外の植物は
温室で育った苗を
6月に植えこみます。
こんな感じ
すると、
写真のように、
数か月間で、
もの凄い速さの
成長を見せます。
その変わりようは
本当に圧巻です。
そして、
ここがポイントで、
この勢いよく伸びた枝を取って、
来年の苗用に
挿し木するのです。
親株は大きくなって、
最終的には
処分されるのですが、
きちんと
子供を取っているんですね。
これ凄くないですか!!
ある意味
サステイナブルですよね。
日本だと
この楽しみ方は
考えられないと思います。
これを見た時、
イギリス人の
植物の楽しみ方の
究極だな
と思いました。
バナナや大きい樹木はまた、
鉢に入れて、
温室に戻します。
亜熱帯の植物を
楽しみたい、
花壇に使いたい
と思って、
それを植えるんだけれども、
決して
植物を粗末にしない
精神というか
文化というか、
とても素晴らしく感動しませんか?
色んな植物を楽しみたいという
イギリス人の象徴が
この花壇にあると思います。
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