RHSチェルシーフラワーショー2006(前編)

チェルシーフラワーショー 2006 イギリス
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今日からは
私が2年間のイギリス研修の中で、
もっとも過酷で
一番働いた1週間
について
書きたいと思います。
少し長くなると思うので、
何日かに分けて書きたいと思います。

それは、
遡る事2006年の2月、
私はウィズリーガーデンでの研修中に、
インターン制度を使って、
ヒリアナーセリーという、
イギリスで最大級の植物の生産会社に
研修に来ていました。

ウィズリーガーデンの研修では、
ガーデンの管理が
主な仕事なので、
将来の為に
生産の現場を見てみたい

という思いから、
ヒリアナーセリーに
オファーを出し、
研修に行くことが出来ました。
そこでの研修の様子は
また別の機会に書きたいと思います。

実はヒリアでの研修の目的の一つに、
チェルシーフラワーショーの参加を
お願いできないか
と密かに思っていました。

ヒリアナーセリーは
チェルシーフラワーショーの常連で、
毎年チェルシーフラワーショーの生産者ブースのメインとして、
大きなディスプレイを
作ることを知っていました。
そのブース設置のスタッフとして、
チェルシーフラワーショーに
参加できないかな
と思っていたのです。

ヒリアナーセリーでの研修は
2週間ぐらいだったと思うのですが、
頃合いを見て、
私が研修していた部署のボスに
お願いをしてみました。
自分としては、
お金をもらうわけでもないし、
簡単にオッケ―してくれるだろうと
思っていたのですが、
反応は予想と違うものでした。
恐らく、
チェルシーフラワーショーの出店は
私が研修していた生産の部署のボスとは
関係が遠い所で行われているようで、
そのチームスタッフも
既に組んであったんだと思うのですが、
そこに無理やり入れてもらうのは
難しいという話でした。
でも、ボスはとても優しくて、
何か方法はないか考えてみてくれる
という事でした。

簡単に思っていたのに、
当時はとても、
残念に思ったのを覚えています。

チェルシーフラワーショーは
園芸の世界では最高峰の大会
です。
そして、
その大会を主催しているのは
私が研修に来ているRHS(王立園芸協会)なのですから、
なんとしても参加したいと思っていました。

ただ、他にあてがあるわけでもなく、
何もできずに過ごしていました。

そんな中ヒリアナーセリーのボスから、
チェルシーフラワーショーの
2ヵ月前くらいに急に連絡があり、
チェルシーに参加できることが
決定しました。

ついに、念願が叶ったのです。

やはり、思いを強く持てば伝わるのですね。

私は、すぐにウィズリーガーデンへ1週間の休暇願いを出し、チェルシーフラワーショーに向かいました。

日本だと、1週間簡単に休めないですよね。ありがたい文化です

当日、現場に向かった私は、
てっきり、ヒリアナーセリーの
展示ブースを手伝えると思っていたのですが、
まさか、まさかのメインガーデンの植栽の手伝いだと
知らされました。

そしてその時は、今日が
イギリス研修でもっとも過酷な1週間の始まりになるとは
夢にも思っていませんでした。

ただ、チェルシーフラワーショーの
制作過程を見れるという興奮で、
胸が躍っていました。


つづく、、

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