今日はウィズリーガーデンの花壇の花の形状と葉の形状を使ったテクニックを紹介したいと思います。
前の記事では支柱の使い方のテクニック
そして、高さを使ったテクニックを紹介していますので、まだ、見ていない方はそちらもご覧ください。
ウィズリーガーデンの花壇は全長が128mもあるロングボーダーなので、単調なデザイだと飽きてしまいます。ですので、その中に、様々なテクニックを使って、人々を楽しませます。
その一つに、植える植物選びはとても重要です。
目次
・花の形で選ぶ
ポイントは単純なのですが、同じような形状の花、そして、同じような咲き方、大きさの花は並べて植えないようにします。違った形、大きさの花を必ず植えることによって、デザインにアクセントが出ます。
・葉の形で選ぶ
これも、同じような形状、大きさの葉をもつ植物を並べて植えないようにします。葉の形状が違うことによって、デザインの単調さがなくなり、各々の植物の魅力が引き出せます。
・まとめ
この様に128mの長い花壇の中の細かい部分にも気を使ってデザインする事で、見る人を飽きさせない花壇になるのです。
そして、見に来た人はその一部分のデザインを切り取って、自分の庭に転用できる場所を探すことが出来ます。
ウィズリーガーデンの花壇で立派に育っているものは、自分の庭でも、綺麗に育つはずですし、管理の仕方はウィズリーガーデンの真似をすれば良いだけですので、失敗もありません。
ここで、ガーデン管理における考え方が日本とウィズリーガーデン(おそらくイギリスの殆どのガーデン)で違うなと思った事を思い出したので話したいと思います。
・ガーデン管理における日本とイギリスの違い
日本ではガーデンの管理は、来場者がいない時間であったり、管理する場所を閉鎖したりして、なるべく、お客さんに見えない所で管理するといった印象があります。
しかし、ウィズリーガーデンでは、来場者がいる時間に、わざと、管理を見せるように作業をします。そうすると、必ず、来場者から質問が来ます。
そしたら、手を止めて、質問に答えるように言われています。スタッフも植物好きなので、話は弾みます。この会話の時間をとても大切にしています。
ウィズリーガーデンはRHSメンバー(来場者)のための庭なので、庭についてお話するのも、仕事の一つという考え方です。
日本で考えると、作業が進まないから、作業中に来場者と話しをするなんてと言われそうですが、ウィズリーガーデンでは、それと全く逆の考えだという事に驚きました。
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