今日は
私が大学2年生の
夏休みに行った
初めての海外、
フィリピンでの
植林ツアーについて
書きたいと思います。
それは、
大学2年生の時、
当時の私は
発展途上国での
ボランティア活動や支援活動、
海外青年協力隊などに
興味を持っていました。
初めての海外でしたので、
この時は、
OISCAという団体の
フィリピンに
マングローブを植える
というツアーに参加しました。
ツアーのメンバーは
OISCAのスタッフと
高校生数名、
大学生数名と
朝日新聞の記者の方
だったと思います。
事前顔合わせと
打ち合わせもあり、
内容は、
フィリピンのルソン島という所で、
小学校に何か
寄付の品ものを持っていき、
子供たちと
マングローブを植える。
一緒に遊ぶ。
そして、
ルソン島にある
OISCAの農業研修施設で
交流会をして、
一緒にマングローブを植える
といった感じだったと思います。
とにかく、
現地では大歓迎を受けた
というのをすごく覚えています。
初日は、
首都マニラに夜着いて、
一泊したのですが、
とても治安が悪いので、
外には出ていけない、
翌朝の町は
排気ガスで曇っていて、
とても、
怖い印象でした。
しかし、
そこから国内線を乗り継いで、
行ったルソン島は
とても、
田舎で、
マニラとは
全く別世界の
平和な田舎町でした。
訪れたルソンの小学校の
子供たちは、
とても、笑顔が輝いていて、
決して
生活は豊かでない
かもしれないけれど、
とても幸せそうでした。
それを見て感じた私は、
その子供たちが
我々日本人の事を
どう思っているかが
気になり始めました。
その後、何日かは
農業研修施設に滞在し、
色んな所に行って、
マングローブの植林を行い
また、子供たちとも
いっぱい遊びました。
ある女の子は、
私にラブレターまで
書いてくれました。(^▽^)/
ただ、純粋に楽しかったです。
そして、最後の夜は、
私たちの送迎パーティーがあり、
ものすごい料理や
(そこで初めて豚の丸焼きを食べて、
その旨さに衝撃を受けた)
ダンス、音楽、花火で
盛り上がりました。
その夜に、
仲良くなった
現地のスタッフと
ゆっくり話す機会があり、
その方は
日本で農業研修を受けていて、
日本語も喋れたので、
私が思っていた疑問を
聞いてみました。
その時の話が
今でも
私の頭の中に
残っています。
彼はフィリピン人で
日本で農業研修をやらせてもらったから、
日本人の方に
非常に感謝していて、
日本からボランティアで来た我々にも、
とても、親切に接してくれました。
ただ、子供たちは
その事を知らない。
もしかしたら、
色んなものを持ってきてくれるから、
それで感謝している子も
いるかもしれない。
ただ、彼は、
そうやってもらえるのが
当たり前だと、
思ってほしくないと言っていました。
貰ってしまうことによって、
努力しない子供には
なって欲しくないと言っていました。
そして、
自分はフィリピン人だから、
フィリピンは
フィリピン人の力で、
発展させて行きたい。
日本人の支援には
本当に感謝しているけれど、
最終的にやらなくてはいけないのは、
フィリピン人なんだから、
その意識を子供たちにも、
若い研修生にも
伝えていくんだという事を言っていました。
二人っきりで、
どうしてそのような話になったかは
覚えていませんが、
あの二人で話した夜の
フィリピンの夜空の景色は
鮮明に覚えています。
その話を彼から聞いて、
発展途上国のボランティアや支援は
その国の為にやるもの
ではないのだなと考えを改めました。
そして、
この植林ツアーの日程を終えて、
このボランティアは
自分の成長の為にあったんだな
と改めて、感じることが出来ました。
この初めての海外
植林ツアーの経験を受けて、
途上国の人の為だと思ってやる
ボランティアや海外青年協力隊などへの
興味は無くなりました。
(ボランティアや協力隊を
否定しているわけではありません。)
彼らは、
彼ら自身で
彼らの望むように、
国を良くしていき、
生活を良くしていくんだと。
我々の当たり前を
押し付ける必要なく、
彼らは幸せなんだと実感しました。
なので、
この後の海外は
自分の成長の為にしか
行かないことを決めて、
実際、そう行動していると
思います。
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