植木(庭木)を鉢で育てるときの土のブレンド

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植木(庭木)を買ってきて、鉢植えにする場合、皆さんどんな土で植えていますか?ホームセンターなどで安く売っている、花壇用の土で大丈夫なのかと不安に思っている人多いと思います。

実は、花壇用の土では植木は上手く育ちません。

なぜなら、花壇用、草花用の土はピートモスが主体の用土なので、水持ちが良すぎることと保肥性が低いため、長期間植えたままにしておく、植木には向いていません。

この記事では、植木(庭木)を鉢植えする時の土のブレンドについて解説し、さらに、実際ブレンドするのが面倒くさい人でも、ひと工夫することで、花壇用の土を植木用に変える方法をお教えします。

この記事を読んで、庭を持っていない人も、鉢植えで沢山の植木を植えて、四季を楽しみましょう。

目次

・花壇用の土の中身

花壇用の土は、殆どのものが保水性をよくするために、ピートやバークたい肥を入れてあることが多いです。安いものになると中身の原料が書かれていないものをあります。これは要注意です。

プロトリーフ 花野菜用かる~い培養土 

 ココヤシピート/バークたい肥/パーライト/菌根菌等

刀川平和園 草花・球根培養土 

 赤玉土、鹿沼土、バーミキュライト、パーライト、ピートモス、粒状活力剤(腐植酸)等

アイリスオーヤマ 花野菜の培養土 

 バーク堆肥、粒状培養土、パーライト、他

あかぎ園芸 有機畑 花と野菜の土

 厳選素材・肥料入り 

植木(庭木)用の土のブレンド

基本用土

赤玉土(小or中) と バーク堆肥または腐葉土 と 鹿沼土またはボラ土
を等量ずつ混ぜ合わせます。

酸性を好むブルーベリー用の土

基本用土 赤玉:バークたい肥:鹿沼土:ピートモス = 1:1:1:1

基本用土に約2-3割のピートモスを加えます。

水はけを好むオーストラリア系植木用の土

基本用土 赤玉:バークたい肥:鹿沼土:ボラ土(パーライト)=1:1:1:1

水はけをよくするため、2-3割のボラ土やパーライトを加えます。

花壇用の土を植木(庭木)用に変える方法

一般的な花壇用の用土  鹿沼土またはボラ土 を等量または2:1で混ぜ合わせるだけです。鹿沼土、ボラ土を加えるだけで、排水性と保肥力がアップしますので、花壇用の土が、植木用にも使えるようになります。

わざわざ、赤玉土やバークたい肥等単体を買わなくても、日ごろよく使う、花壇用の土にひと工夫して、植木を育ててみましょう。

(おまけ)プロだけが知る。土を見れば、産地が分かる。

実は、用土の配合は生産されている地域で大きく違います。というのも、地域で手に入る土が違うからです。なので、我々は使っている土を見れば、どこで生産されたものか分かります。(笑)

私は、九州の福岡県で生産しているので、九州の土(恵み)を使います。

熊本の赤土、日田の杉皮バーク、宮崎のボラ土これを等量ずつ混ぜ合わせるのが、私の基本用土なります。

このボラ土が入ってい用土は殆どが九州で生産されいるものと考えてよいです。

逆に関東で生産されている植木は関東ローム層の土を使用するため、粘土質の赤土単体で植えられていいるものが多いです。

また、赤土などが使われていなく、ピートモスとパーライトを主体とした土は、園芸の産地である、愛知や新潟で生産されている確率が高くなります。

ちなみに、これはあくまでも予想ですので、楽しみの一つとして参考にしてみてください。植木を見に行くのが楽しくなるかもしれません。

以上、植木(庭木)を鉢で育てる時の土のブレンドの話でした。

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