植木など植物を育てていると、急に葉っぱが落ちてきて、触ってみると、根がグラグラしている。根があんまり張ってないのかなー、、なんて思う事ありますよね。
枯らすのは嫌だし、でも、どうしていいかわからないと人が多いと思います。
実は、少し大変ですが、思い切って植え替えてやれば良いだけなんです。
なぜなら、殆どは何らかの原因で新しい根が出てこれなくなっているはずです。
この記事では、その植え替えのコツをお教えし、さらに、新しい根を沢山出させるためのとっておきのアイテムをご紹介します。
この記事を読み終えると、植物を枯らしてしまうというストレスから解消され、さらに、自分が今育てている植物を元気にする方法まで、身についてしまいます。
目次
・根がグラグラする原因
根腐れ
これは、水のやり過ぎか土の排水性が無くなっていることが原因であることが多いです。水のやり過ぎの場合は、梅雨の時期に雨で水が多くなったり、日が当たらない場所に置いてあるものは、土が乾かない間に水やりをしてしまっていたり、
冬の間(植物の根が動いていない時)に水やりをし過ぎるという事例が多いと思います。
土の排水性が無くなっているのを確かめる場合は、水をたっぷりやってみて、すぐに水が抜けずに、表面に溜まってしまうようでしたら、排水性が無くなっていると考えた方が良いでしょう。
根切り虫(コガネムシの幼虫)
私の田舎では「マナクソ」と呼んだりしますが、コガネムシの幼虫が植物の根をよく食べます。それが原因で植物の上部は青々としていても、根がグラグラして、根っこが貼っていない場合があります。
成虫の時に土の中に卵を産み付けるので、中々予防のしようがありません。一番の予防策は、卵を産ませないことです。そのためには、雑草を生やさないようにし、コガネムシの成虫がとまるところを作らないようにしましょう。
・植え替えの仕方
根腐れや根切り虫にやられている株は、根が張っていない可能性が多いですが、まず、鉢から出して、古い腐った根を取り除きます。手で取れない場合は、熊手などを使うと取れやすいです。
根鉢をほぐして、ある程度、古い根と土を取り除いたら、同じ大きさの鉢、または一回り大きい(5寸鉢は6寸鉢に)鉢に植え替えましょう。
その時、土は新しい土に変えることもポイントです。根切り虫が入っていた土は、まだ、小さい幼虫がいるかもしれませんので、思い切って捨ててしまい、新しい土を使いましょう。
・植え替えの時期
植え替えの時期は、鉢に入った植物でしたら、基本的にいつでも大丈夫です。特に根切り虫にやられている場合は、気がついたら少しでも早く植え替えてあげた方が良いです。
植え替えの時に新しい根まで傷つけてしまい、枯らしてしまうことが心配な方は、植物が成長している時期(夏場)は避けるという事も出来ます。
ただ、根に何か異変があり、根が伸びない状況になっている時は、少しでも早く、植え替えてあげることが、植物に元気を取り戻すカギとなります。
・根の生育を促進させる魔法のアイテム
ここからは私が2017年から使っている、根の生育を促進させる魔法のアイテム 「ロッキィ(根域空気供給機)」について、書きたいと思います。
ロッキイとは
ロッキィの仕組みはホースの水圧を使って、周りの空気を吸い込んで、水の中に取り入れて、その水を根っこにそのまま与えるというものです。特に、取り付けに時間がかかることもなく、ただ、ホースにつけるノズルをロッキィに変えるだけでOKです。
ロッキィの効果
空気の入った水を植木に与えると、根量が増えて、枝数が増え、枝の伸びが良くなります。そして何より、ポットの中でルーピングしません。
では、なぜそれがいいかというと、植物をポットで育てている人は、当たり前のようなことなのですが、ポットに植えた植物の根は、基本、ポットの側面、底面をグルグル回るように伸びます。それが、伸びすぎると、ルーピングといって、新しい根が出ない根つまりの状態になってしまいます。
なぜ、根っこはポットの側面や底面に向かって伸びるのでしょう。それは、ポットと土の隙間に空気があるからです。その空気を求めて根は伸びているのです。
ということは、空気の入った水が用土に入ってくるとどうでしょう。側面まで行かなくてもそこに空気があるので、根はそこで伸びだします。イメージでは、根元からすぐ枝分かれして細かい根っこが出ている感じです。
そうなるとどうなるかというと、ご存知の通り、根と上部の枝は繋がっていますので、根が沢山出るとその分枝も沢山出ます。株元から脇枝が伸びてくる現象が起きるのです。
ロッキィの実際の効果
これを読んだ方は、是非、元気のなくなった植木や植物の植え替えに挑戦してみてください。コメント欄での質問もお待ちしております。
沢山の人に、園芸の魅力が伝わりますよう、日々発信していきます。
ありがとうございました。
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